an’s diary ⚓︎

イギリスセラピー留学を経て、豪華客船で働く船上スパセラピストへ。海外生活の話や旅日記、美容・健康情報などを綴っています。

クルーズ船のスパサービスについて

今日は、前回(クルーズ船のスパ施設について)のつづき。

 

 

豪華客船、クルーズ船のスパには、どんなサービスがあるのか?

値段はいくらくらい?

 

 

前回にもお話しましたが、クルーズ会社が違っていても、スパは同じ会社がやっていることが多いです(※ここでは主に外国船、スタイナーの話です)。

なので、値段は多少違っていても、受けられるサービスは基本的には同じ

 

 

また、その会社のみ、その船のみのオリジナルメニューや、そのときの期間限定スペシャルなどで別のサービスがあります。

 

 

 

基本的には以下の通り。

 

 

 

★スパのサービス

 

まず、大きく分けると・・・

 

・ボディトリートメント(エレミス中心、以下に詳細あり)

・フェイシャルトリートメント(エレミス、ラセラピー、ブリス)

※ボディ+フェイシャルもあります

・ヘア(カット、カラー、トリートメントなど)

・鍼灸

・Medi Spa (ボトックスなど)

・ネイル(マニキュア、ペディキュア、Shallacというジェルネイルのようなサービスもあり)

・歯のホワイトニング

・スリミングトリートメント

・メイクアップ

・アイラッシュリフトトリートメント(まつ毛パーマ)

・ワクシング

・ストレッチ、ヨガ、ピラティスなどのクラス

・ブートキャンプ、スピニングなどのクラス

 

 

こんなものだったかしら?

私はカーニバルにいたのでカーニバル中心ですが・・・。

まつ毛パーマやボトックスは対応しているスパは少ないです。

 

ちなみにボトックスはドクターが行うのでご安心を。

しわに即効で効く魔法のようなトリートメントですが(注射です)、値段がものすごく高いのでセレブを中心に人気。

 

 

鍼灸も、主に中国や日本出身者または学んだ、という鍼灸師が乗船してます。

 

 

ボディトリートメントは、種類がたくさんあります。

 

・スウェデッシュボディマッサージ

・ディープティッシュ―マッサージ(強めが好きな方向け)

・ホットストーンマッサージ(アロマ付き・リラックス効果大)

・バンブーマッサージ(こちらも強め)

・タイハーバルポルティスマッサージ(7種のハーブを使用)

・海藻トリートメント(デトックス効果大)

・スクラブマッサージ(ライム&ジンジャーのスクラブ)

・リフレクソロジー

                                                    etc.

 

 

ちなみに、トリートメントやこれらのスパのサービスで使用するものは、なるべくナチュラルなものを使い(オーガニックではないです)、私たちは日々のトレーニングで知識を身につけ、お客様に安心して施術を受けて頂けるよう努力しています。

 

身体についての勉強も怠らず、スパセラピスト・またフィットネス担当のパーソナルトレイナーたちは知識や経験が豊富な方ばかりです。

 

公的な国際資格がないと採用、乗船もできないので、信頼できるスタッフが多いのは自信を持っていえます。みんな真剣なんです、本当。

 

 

 

で、値段ですね。

 

 

決して安くはないんです。

 

ボディやフェイシャルは、50分又は70分のトリートメントで$120~$200あたり(チップ別)

チップは、自動化算式で15%~18%(船による)。

 

 

チップ高い!と思う方いらっしゃると思いますが、私たちセラピストはチップを頂けないとほとんどタダ働きになってしまう(!)ので、どうかご理解いただきたいと思います。

 

アメリカ人の方ですと、Additionalでプラスしてくださる方もいらっしゃるのですが、ヨーロッパやアジアの方だと、そういった文化がないので何で?と思ってしまいますよね。私も思ってました・・・。

 

 

チップも含めて平均して$150~$180くらいのサービスになることが普通かもしれません。

 

 

理由としては、下記の点があげられると思います。

 

・スタッフは全員公的資格保持者

・使用するプロダクト、マシーン(フェイシャル)は自然と最先端の科学技術を融合し、信頼できるブランドを使用

・コンサルテーション、アフターケアアドバイスの充実(一人一人のお客様に寄り添い、抱えている問題等を施術前にお伺い、コンサルティングし、施術後にアドバイスとしてお伝えするトータルケアを実施)

・ラグジュアリーなスパ施設

・スパは受託会社なので、利益の大部分をクルーズ会社に支払わなければいけない

(そしてスパの本社も相当儲かっていると思う・・・)

 

 

もしかしたら最後のが一番主な理由かもしれませんが(笑)。