ビーチマッサージのメリット・デメリット
海辺で見かけるビーチマッサージ。
事前に予約して、というよりかは「マッサージあるの？いいかも〜やろうかな」とその場のノリで受ける人の方が多いかもしれません。
クルーズ船によっては、寄港地のビーチにあるcabana（カバナ・小屋のような施設）に、スパからセラピストを派遣してビーチマッサージを行うこともあります。
基本的にクルーズ船の会社が持っているプライベートビーチや、契約しているビーチのcabanaでやるのかな？そんな印象です。もちろんローカルの方がやっているものあるし、「ビーチマッサージ」としてはそちらの方がおそらく主流。ここでは主に、私が体験したクルーズ船のスパが運営するビーチマッサージの話とします。
バハマにあるCarnivalのプライベートビーチ、Half Moon Cayのcabanaはこちら。
（この外にあるマッサージベッドは多分使われていない、はず。）
反対側から見た様子。
中は個室になっており、プライベートは確保されているけど外で受けているような特別感はないかも？
それからRoatan（ホンジュラス、ロアタン島）のMahogany Beachのcabana↓
こちらは階段が設置されていて、少し上に建てられた場所。二人一緒に受けたい方はこういうスタイルの方が向いてる？もちろん一人ずつもOK！
Cabanaの中から見たビーチ。なぜか斜めのこの写真しかなかったけど、加工なしでこの美しさ。
波音を聞きながら、そよ風を感じ、非日常を味わう。
通常スパで受けられるボディトリートメントの値段よりも少しお得に受けられることもあり、魅力的に思えるかもしれないのですが・・・・・
私は正直あまりおすすめしない（笑）。
個人的には上の2箇所のビーチ、cabanaでしか行ったことはないのですが、まず衛生面が心配。
シーツやタオル、オイルなどの商材、お客様の肌に直接触れる物はもちろんその都度船からビーチに運びます（これが実はめちゃくちゃ重くて大変！）。当たり前ですが一人ずつ替えるので、そこは安心して大丈夫。
でも、cabana自体はそこにずーっと存在するわけで。
そこにある備品など、何これ、いつからあるの・・・？みたいなものもあります。基本雨はあまり降らないようだけど、もし雨が降ったとき、誰か何かしてくれるの？など疑問が・・・。
怖いので、基本さわらない＆使わないようにしてました。
それから、一番衝撃的だったのは、虫！！！
小さい虫からそこそこ大きな虫まで、飛んでる or とことこ歩いてる・・・。
受ける側は気づかず寝てしまうのかもしれませんが、やる側は「あ・・・！」と結構見かけます。そうなると集中できない。意図せずお客様の背中の上で虫を潰してしまったセラピストもおり、衝撃的でトラウマです。
上の二つのcabanaだと、2番目のロアタンの方がちょっと・・・でした。風を感じるのはいいのですが、やはり基本暑いので、生暖かい風。空調設備もなく、やっているこっちも汗でベトベトになってくるし、風が強すぎるとカーテンがひらひら、虫も出てくるしもはや戦い。決して優雅なものではなかった（笑）。
それからビーチなので、お客様も基本海に出入りし、浜辺を歩いているということ。つまり体はベトベトだし砂もついてくるので、オイルマッサージは向かないと思うんですよね。近くにシャワーがあるなら別ですが、自然に砂がスクラブみたいにまとわりついてくる。正直とてもやりにくかったです。（もはやなぜオイルだったのか、という疑問。）
船によると思うのでもちろん一概には言えないのですが、私が以前乗っていた船はこんな感じでした。なので、結論的にはデメリットを感じることの方が多く、自分がお客様だったら受けないかなぁ〜という感じです。元々神経質な方はビーチマッサージとかは多分受けないだろうし。ちなみに私が今所属している船はビーチマッサージはやっていません。
もう数年前になるので、今もこのスタイルで行っているかは謎ですが、ちょっと衛生的にどうなの？と思うこともあり、個人的にはデメリットの方が多いかなという印象です。感染症対策もあり、今後は変わっていく可能性はありますが。
でも、今となってはこんな貴重な経験もできて良かったなと思ってます。
それにしても本当に美しいこのプライベートビーチ。担当者になると、準備のためにお客様が上陸する前に来ることができたので、ほとんど人がいないこの景色を独り占め（一人じゃないけど）というのは最高でした。
各寄港地の詳細↓
プライベートビーチ、バハマのハーフムーンケイ - an’s diary ⚓︎
