an’s diary ⚓︎

イギリスセラピー留学を経て、豪華客船で働く船上スパセラピストへ。海外生活の話や旅日記、美容・健康情報などを綴っています。

ファストフードとオーガニック

はじめに、私はオーガニックについてはまだまだ初心者で、語れるほど詳しくないのですが、オーガニックについて新たな発見があったので紹介させていただきます。

 

こちらの動画は私の留学先のイギリスではなくアメリカのなのですが、簡単にまとめると

「何を食べるべきなのか」ということを考えること、個人の問題ではなく、社会全体で考えていかなければいけない問題である

というような内容を1時間半たっぷり語ってます。

ちなみに少し古い情報です。

 

 


Moving Beyond Fast Food Nation - YouTube

 

 

全部みるのは大変だと思いますが(私は一応みました!)、冒頭の方でアメリカにおけるオーガニックフードの定義と、家畜の育て方の違いを写真付きで紹介しております。

 

これが衝撃でした。

 

牛や豚、鶏たちが屋内の一つの部屋に隙間なく押し込まれているのです。

 

この動物たちは、一生のうちほとんど外に出ることなく、身動きもなかなか取れない場所で、餌を与えられ、寝て起きて、私たち人間の食べ物となるまで一生をそこで過ごすのです。

 

 

人間の生活に置き換えて想像するとどうでしょうか?

 

 

・・・・・牢屋よりひどいですよね。

 

外に出れず、パーソナルスペースもない。ずっとぎゅうぎゅうの満員電車の中のような生活。

 

ストレス、病気(感染する可能性大)、お互いに攻撃し合う・・・

 

 

でも私たちが今食べているお肉はこんな環境で育ったものかもしれないのです。

 

 

 

マクドナルドは、アメリカ国内で牛肉・豚肉・鶏肉、そしてりんごやじゃがいもの一番の買い手だそうです。

 

つまり、それだけ需用があるということ。

 

安さ、スピード、効率、味や形、大きさなどの均一性を重視。

 

より多くの人がマクドナルドを利用すれば、より多くの家畜が必要。

そのためには、家畜を育てる場所が必要。

でも、これ以上値段を上げられない。

効率性を考え、味や値段を変えることなく提供するためには?

 

という流れから、そのような育て方になるのだと思います。

 

 

では、オーガニックフードと認定された家畜はどのように育てられているのでしょうか?

 

外に出て広いスペースで生活し、健康的に育っているなぁ、というより、これが普通じゃなかったの?という印象を受けました。

 

以下、アメリカのオーガニックフードの定義(英語)です。

 

"Organic Food" - USDA

・No synthetic fertilizers, herbicides or pesticides although some naturally occuring pesticides may be used.

・No genetically modified plants or animals.

・Animals must be fed only organically grown feed, without antibiotics, steroids or hormones.

・In theory, animals must be able to go outside, generally on pasture, during suitable weather (but not always in practice).

 

 

今、日本国内でもタイムリーな問題になっているファストフード。

 

オーガニックブームや健康食品ブームの流れもあり元々経営状態は上向きではなかったものの、これが追い打ちとなっていると言われています。

 

私はファストフードは大学卒業後から滅多に食べなくなりましたが、お肉もお魚も大好きなのでベジタリアンやビーガンにはなれません。

というか日本人には食生活的にも難しいですよね。

 

でも、この動画をみて、自分の身体の健康のためだけでなく、地球環境のことなどを考えると、何を食べるべきか、また少し考えさせられる一つのきっかけになりました。

 

マクドナルドの件も、店員さんの教育の定評など、ひとつの企業として全てが悪いわけではもちろんないですが、このままでいいのか?という疑問が浮かびます。

 

個人的には、マクドナルド ナチュラルとかオーガニックみたいな姉妹店を作れば、値段設定が少々上でも人は集まると思うのになぁ~と、勝手に思ったりもします(笑)。 

 

ただ、以前のブログ にも記載しましたが、ほんの少しナチュラルのものを使っていたりオーガニックのものを使用しているだけで、全てが良いものと簡単に信じてはいけない、ということをもちろん頭の片隅においておくことが大事です。