Pleaseの大切さ
<2021年8月 追記>
音声で解説したので、そちらも合わせて聴いていただけると、分かりやすいかと思います↓
英語がある程度話せるようになったあるとき・・・
何のシチュエーションだか忘れてしまいましたが、
”Can you~?" と私が言ったときに友達に、
”Please!"
と言われました。
これは、
「〜してくれる?」とお願いしたのに対して、
「Pleaseってつけてないわよ!(つけないとやらないわよ!)」
みたいな感じです。
仲の良い友達だったので、怒っているわけではなく、冗談交じりにですが。
そのとき、ふと思い出した、ホストファミリーと食卓を囲んでいるとき
子どもが
”Dad, can you pass me the salt?”
と言ったときにホストマザーが
”Say please!"
と言っていたこと。
そのときは、なんで家族なのにpleaseわざわざ言わなきゃいけないんだろう、厳しい教育だなぁと思ってしまったのですが。
そこでよくネイティブ同士の会話やネイティブの子の言葉使いを聞いていると、
”Can I use this computer, please?" (そのパソコン今使ってもいい?)とか、
”Can you log me out, please?" (ログアウトしてくれる?)とか、
"Can you sit here, please?" (ここに座ってくれる?)とか、まさに
"Can you pass me the salt, please?"
と親しい友達同士でも言っているんではありませんか!
Pleaseの意味を学校などで習ったとき、主に
「~してください」
という丁寧な意味を込めてつけるときに使う、と習いました。
(※もちろんpleaseには他の意味もたくさんありますがここではこのひとつの意味で。)
日本で、友達や家族に、
「~してくださいませんか?」
とはあまり言わないですよね。
なので、直訳してしまうと
「そこのお塩を取ってくださいませんか?」
となってしまいます。
友達や家族にいきなりそんな日本語を使ったら、あんたどうしたの?と思われます。
日本語で言うなら、
「ちょっとそこの塩取って。」とか、
「ちょっとお塩取ってくれる?」
が一般的。
それを英訳すると、pleaseはいりません。
"Pass me the salt." くらいの勢い。
でも、それをネイティブの前で言うと、え?っていう雰囲気になります。
(とイギリス人のお友達も言ってました)
pleaseの使い過ぎも変だしうっとうしいのですが、親しき仲にも礼儀あり。
お塩取ってくれる?というニュアンスでもpleaseを付けた方が自然、
という解釈で良いかと思います。
"Pass me the salt." の場合、さすがにpleaseがないとリズム的にも何か足りない感が・・・。
また、日本で英語を習ったときに丁寧に言いたいときは
"Could you~" を使う、と習いました。(私は。)
でもいくらCould youを付けても、pleaseがないと不十分です。
最上級の丁寧さでお願いしたいときは、
"Could you pelase~?" または
"Could you~, please?" が良いと思います。
カジュアルな場面でpleaseを使うことに、最初は知らなかったので少しびっくりしましたが、知らないで過ごした時期、私は一体何度失礼な申し出をしたんだろう、と恥ずかしくなりました。
ネイティブじゃないからわかってくれていたと思いますが、あぁ、やっちゃった、という英語を学ぶ過程である失敗談のひとつ、ちょいちょいあります。
<まとめ>
人にものを頼むとき、友達など親しい間柄でもpleaseを付けるの忘れないようにしましょう。ただし付け過ぎはうっとうしいだけなので注意。
音声で解説したものはこちらです♪よろしければ合わせて聴いてみてください🌟
#3 Pleaseの大切さ(2021AUG18) - 【英語 × 健康/美容】an’s health and beauty | stand.fm