カムカム英語
NHKの連続テレビ小説、通称「朝ドラ」の『カムカムエヴリバディ』がついに終わってしまいました。
私、朝ドラはなんとなく昔からあまり好きじゃなくて(笑)。
おばあちゃんが観てる、若い人には退屈なドラマと思い込んでいた幼少期。
朝ドラを観るようになったら年寄りに近づいている・・・!恐怖の朝ドラだわ、なんて10代の頃は思ってしまっていました。ひどい。すごい偏見ですよね、反省してます。。。
カムカムはラジオ英会話講座の話、ということだったのでみてみようかなぁと思っていたのですが、初回を見逃してしまったので、「ま、いっか」とスルーしておりました(みるなら最初から全部みたいタイプ笑)。
でも結局、なんだかんだ番組の終盤は楽しみにみている自分がいました。
英語がたくさん出てきていたんですよね、後半は。やっぱりきっかけはそれだったようです。
で、メキメキと英語力を上げていくヒロインたちにすごいなぁ〜と思いつつ、そういえば私も一時期NHKのラジオ英会話講座をやっていたことを思い出しました。
たしか、きっかけは高校の英語の先生がおすすめしていたから、だったかと思います。
実際にすごく良い教材だったので続けたかったのですが、テキストを毎回買うのが負担で、いつの間にかやめてしまっていました。お金というよりも、その一度使ったテキストを捨てるのが勿体無くて、どんどん溜まっていき、置き場所がない!足りない!
いや、捨てればいいじゃない、という話なのですが、なんとなく捨てることができなかったんですよね。いつかまた使うかも、と思ったりなんかして。最終的には数年前にこんまりさんをやったときに「ありがとう」の気持ちを込めてさよならしてしまいましたが(!)。
でもあの時やったエピソードとかフレーズが少し耳に残っていたり、楽しくてワクワクするような講座だったと記憶しています。
あと、その後Podcastで大変お世話になった、
大杉正明先生とスーザン岩本さんの英会話講座
「Cross Cultural Seminar」という番組。
大杉正明先生とスーザン岩本さんの英会話講座 Cross-Cultural Seminar(クロスカルチュアルセミナー)|ICレコーダーなどのオーディオ|オリンパスイメージング
こちらは2010年に終了している番組なのですが、全211回、ほぼ全て聴いたかと思います。大杉先生はNHKのラジオ英会話講師としても大変有名でご活躍されている先生で(「カムカムイングリッシュ」というラジオ番組があり、そちらも担当されているのですね!これを書いている今、知りました!)もし気になる方はぜひ聴いてみてください。
「Cross Curtural Seminar」は少し古い番組ですが、内容は今にも通じるところも多くあると思います。上のリンクからもバックナンバーを聴くことができますし、Podcastで検索してもOKです。
結局自分にとって、英語の勉強はPodcastなどのラジオというか、音声メディアに大変お世話になっているので、私もこういった番組が大好きです。
では実際に・・・
ラジオ英会話講座だけで本当に話せるようになるのか?
この問いは英語に限らず語学の勉強をするにあたり、本当によく議論・話題にされている気がします。英語以外の言語は分かりませんが、私の知る限り、YESかNOで答えるのであれば、YESかなと思います。
可能性は十分にある!
海外経験はないけれど、ある程度話せるようになったのはラジオを聴いていたから、という方が知り合いにいます(テキストを使っていたかどうかは忘れてしまいました・・・)
でも、
・本気で毎日コツコツ、夢中になってやっていた。
・聴き流すだけでなく、シャドウイングをしたり、フレーズを繰り返す、口を動かしていた。
ということで、「聴いているだけで」では難しいかもしれませんが、このように「聴きながら口を動かす」など、フレーズを自分のものに少しずつしていけば、身についていくものかと思います。
ドラマの中でも、シャドウイングや英語日記を付けているヒロインのひなたちゃんの姿が映っていたので(しかも毎日コツコツ!)、それだけやって、英語を使う場面も増えたら話せるようになるかなと妙に納得しました。この件に限らず、細かいところまで本当によく作り込まれたドラマ!同時通訳者のような存在になれていたのはちょっとびっくりでしたが・・・。
私ももちろん完璧には話せませんが、シャドウイングを極めたおかげで特に発音とリズム感は上達したな、と思っているので、シャドウイングはお気に入りの英語学習方法の一つです。フレーズも覚えやすくなるので、中学時代から、今でも定期的にやっています。
何で宿題でもないのに、誰に言われることもなく英語の勉強は続くのかな、と自分でも思うのですが、やはり好きなんだなと(笑)。
英語が世界を広げてくれたので、楽しい!好き!と思う本当に趣味のようなものです。
勉強になった英語表現
最後に、カムカムをみていて、勉強になった英語表現がいくつかあったので今日は2つご紹介します。
まずはこちら↓
(公式アカウントの2分のまとめ動画より、拝借させていただきました。)
①Choose the path with least regrets.
(後悔のない道を選んでよ。)
こちら、「後悔のない」なので、「後悔しない」ということで日本語から直訳すると
Choose the path that you won't regret.
という表現になるかと思いきや、
least(最も少ない)
という単語を使い、「後悔のない」道と表現されています。
なるほど〜!と思いました。
とても微妙なニュアンスなのですが、たしかに、「全く」後悔のない道というよりは「least」を使って表現した方が、その微妙なニュアンスが伝わりやすいなと納得です。
2つ目はこちら↓
(同じく、公式アカウントの2分のまとめ動画より、拝借させていただきました。)
落とし物を拾った時の表現。
英語だと、
②You dropped something.
(何か落としましたよ)
と「あなた」が「落とした」と人が主語になるのに対し、
日本語では「何か」「落ちました」とモノが主語になって使われることがある。
この違いは一体何なのか?!
実は、中国人の友人がこれについて興味深いお話をしていたことを思い出しました。
その友人は日本在住歴も長く、日本語もペラペラなのですが、来日した当初は色々と失敗も多かったそうです。
中国語でも「落としましたよ」というような文法になるそうなのですが、ある日本人の先輩に「日本語では落ちましたよ、と言った方がいい」と習ったそうなんです。
その方曰く、もちろん間違いじゃないけれど、「その人が」「あなたが」落としたっていうと相手を非難しているような、ちょっと失礼に聞こえてしまうから。落ちました、っていうのは「物が」主語になるので、そちらの方が少し柔らかく聞こえる。日本人は、そういうところ、細かいところまで配慮する面があるから、知っておくといいよ。
一字一句同じではないと思いますが、その中国人の友人が言っていた話を聞くと、そんな感じでした。
細かいなぁ〜と思うかもしれませんが、この友人は、そういう細かい日本語とか、日本人の考え方を知りたいと思っていたし、その教えてくれた人も、日本で生きて生きやすいように、いつも助けてくれる人だったから、すごくいい関係で、今でも色々感謝してる、と言っていました。
それにしてもこの微妙な違い。ニュアンスの違い。日本語の奥深さというようなものを感じます。でも日本語を勉強中の外国人の方が最初聞いたら、混乱しそう。「何で落としましたよ、じゃダメなの?!」となりそうです。
こちらについては音声で取り上げてみました↓
#81 朝ドラから思い出した「落としましたよ」と言わない日本人?! - 【英語 × 健康/美容】an’s health and beauty | stand.fm
まぁそんな感じで、カムカムエヴリバディ、私は全放送回はみていないのですが、最後の方は夢中になってストーリーを追いかけている自分がいました。物語の後半、英語が結構たくさん出てきて、英語の勉強にもなったので、ストーリーも良かったんですけれども、英語が多くて個人的には嬉しかったです。キャストの方も素晴らしい役者さんばかりで、すごく惹き込まれる作品でした。
あと音楽が、ルイ・アームストロングを中心に、ジャズだったので、そちらも良かったです。ジャズそんなに詳しくないので誰がいいとか語れるほどではないのですが、料理中とか食事中、読書中とかのBGMにしていて、個人的にはすごく好きな音楽のジャンルです。
カムカム、朝の楽しみな時間をありがとうございました!
いつか機会があれば、全放送回をちゃんとみてみたいです。
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