クイーン・ヴィクトリア号
キュナードが持つ女王3隻の中のひとつ、
クイーン・ヴィクトリア号。
ちなみに写真は冬のモナコ、モンテカルロの港にて。(この日)
日本だと、クイーン・エリザベス号が有名ですね。
その姉妹船です。
クイーン・メリー2号も日本に寄港したりしたので、そちら二隻の方が知名度があるのかしら?
大きさ的にはヴィクトリアが一番小さいです。
内装はエリザベスとヴィクトリアはほとんど一緒。
この女王様が私の3番目の船、9カ月間のhomeでした!
ラグジュアリークラスのシップとあって、豪華絢爛。
いいように言えば(笑)。
皮肉っぽく言えば、だいぶposh(ポッシュ)な船。
お金持ちたちが集まり、フォーマルナイトでは盛装の豪華さが半端じゃない。
まるで現代版タイタニックのような船。
そう、それもそのはず。
実はこのキュナード・ライン、タイタニック号を所有していたホワイト・スター・ラインを吸収合併した歴史を持ちます。
内装がタイタニックを彷彿させるのにも納得です。
クリスマスのときが、最も豪華に装飾されていたのでそちらの写真をご紹介。
グランドロビーの写真です。
beautiful, isn't it?
2階カジノの近くにある、時計がまさにタイタニック!みたいな感じだったのですが撮り忘れていたみたい。残念。
こちらはロイヤル・コート・シアター。
ショーやレクチャー、映画など、こちらで上映されます。
入口↓
せまーい通路を通っていくと、シアターへ!
他にもクイーンズ・ルームといって、昼はアフタヌーンティー、夜はダンスパーティーが行われるポッシュな場所もあります。
外から船に戻るとクラシックの生演奏で迎えられたり、かなりエレガント、クラシックな船。
というわけで、リタイアしたお年寄りに人気の船。
「古き良き時代」を懐かしむ、階級制度があったいかにも英国らしい船。
若い人にはちょっとboringかも・・・。
お食事はおいしいし、エレガントな雰囲気を味わうには良い船だと思いますが、静かで流れるミュージックはクラシックばかり。
大概のショーはお年寄り向け。
賑わっている場所は図書館。
個人的にはこの歳(アラサー)で、お金があってもこの船は選ばないかも。
日本人のお客様は何度かお見かけいたしました。
みなさん、育ちが良さそうな方ばかりで・・・本当のお金持ちの方々なんだなぁ、と実感した方々もたくさん。
日本人ホステスが常駐しているので、日本への売り出しも強化しているみたいですね。
エリザベスに比べると少ないですが。
ちなみにキュナード・ラインは赤字になり、今はカーニバルに買収されてカーニバルUKという親元の会社があることになっております。
イギリスの別のライン、P&Oも同じカーニバルUKです。
というわけで、船内通貨は米ドル。
お客様はほぼイギリス人なのに、英ポンドでなく米ドル。
世界一周クルーズの際は、区間ごとに国籍が色々変わって、アメリカ人やオーストラリア人、ニュージーランド人、南アフリカ人、中国人なども乗ってきてました。
キュナード・ラインは今年で176年目!
旅程はヨーロッパを中心ですが、年に一度世界一周をするのが伝統。
World CruiseではなくWorld Voyageという言い方をするのもいちいちポッシュ(笑)。
ちなみにキャプテンはコモドアといって、全船、全キャプテンの代表(最上席の船長)がヴィクトリアには乗っていました。
彼はいつもヴィクトリアに乗船しているみたい。
旅程は私がずっと訪れてみたかったところに行けたり、割と長時間寄港しているので、その点は良かったかな。
良い経験になりました!
Thank you Queen Victoria! Hope I'll see you in Yokohama one day!