最近気ままに続けていることのひとつ。
Harry Potter At Home Readingsというコンテンツ。
SNSなどでもファンの間で話題になっています。
「おうちでハリー・ポッター」ということで、『ハリー・ポッターと賢者の石』の朗読を、様々な俳優さんたちが順番に行い、動画がチャプターごとに更新されています。
たまたま家にイギリス版、“Harry Potter and the Philosopher's Stone” を持っていたので、聴きながら読み進める、というスタイルで続いています。
第1章は映画ハリー・ポッターのハリー役を務めたダニエル・ラドクリフ。第3章はエディ・レッドメインと、日本でも馴染みのある主役級の俳優さんも多く登場しており、みんな個性があってなかなか面白いのと、朗読だけど演技力が高くて引き込まれる。オーディオブックとかって今まであまり利用したことがなかったけど、これはこれで楽しい!
個人的には今のところ、第6章が一番おすすめかも。セリフも多く登場人物によってキャストを変えており、臨場感があって分かりやすかった気がします。この章だけでも結構勉強になる。
ハリーポッターはマニアとまではいかないけれど、リアルタイムでは新巻が発売されるとすぐに買って読むくらいはハマっていました(電車とか外にまであの分厚い本を持ち運ぶほどではなかったけれど笑)。映画よりもなんとなく本の方が好き。当時は日本語で読んでいましたが、一応大学ではイギリス文学専門だったので、一巻をテキストのように、部分的に授業で使用したこともありました。
今思うと、その頃は日本語の本と読み比べて、浅くしか理解していなかったなと反省(授業の単位を取ることにしか集中してなかった)。その頃のメモを見ると、「こんなことも知らなかったのね、私!」と英語力や理解力の成長を実感。イギリスに行って、実際に映画で撮影された場所などを訪れたり、食べ物や生活スタイルなどイギリス人の文化を肌で感じ、ぐっと理解が深まったように思います。
汚いメモだけどその一番↓
言ってしまえば、子供の頃はただ「面白い本」「子供用の本」としか思っていなかったものが、イギリスに行ってこんなにもよく作り込まれた物語だったのか、だからイギリス人をはじめ世界中の人がこんなにも夢中になっているのか、と納得。
航空会社に勤めていた頃、小さい子供のアテンドをする業務があったのですが、その中で一番思い出に残っているのがあるインド人の男の子。一人旅だったのでアテンドが必要だったのですが、機内持ち込みの荷物に何冊もの本を持ち合わせていました。日本語を少し、英語、そしてインドの言葉をいくつか話すという彼、ハリーポッターが大好きで英語版とインド版を持ち歩いて、何回も繰り返し読んでいるとか!重さも気にならないくらい好きで、話しているときは終始目がキラキラしていました。楽しそうに話す姿が今でも印象に残っています。すっごく物知りで勉強も好きと言っていたので、将来ものすごい子になるんだろうなと思った思い出。今ごろどうしているんだろう、元気かなぁ。
彼のような方々には全く及ばないけれど、私もそれなりに好きなのでイギリスに行った時はいくつか関連スポットを回りました。
◆Gloucester Cathedral(グロスター大聖堂)
ホグワーツ魔法魔術学校として使用されたというこの大聖堂、幸運なことに私は近くのチェルトナムという街に住んでいたので、グロスターはバスや車で割とすぐのところにありました。建物の中に入ってこの廊下を見た瞬間、一気に引き込まれたのを覚えています。
◆King's Cross Station(キングス・クロス駅)
こちらはロンドン。
駅構内にある、Platform 9 3/4(9と3/4番線)
これはもう有名ですが、本当に9番線と10番線の間にあるのではなく、全然違うところに作られていてフォトスポットになっています。確かマフラーとかグッズを色々貸してくれて、せ〜のでジャンプ!とかショットを撮ってくれた気がします。無料だったような。
すぐ側にはハリー・ポッターショップも。
実際の映画のシーン↓
Platform 9¾ | Harry Potter and the Philosopher's Stone
◆Seven Sisters(セブンシスターズ)
大好きな場所!この崖のかなりギリギリのところまで行ったのですが、柵などがないので自己責任。結構なスリル・・・。ブライトンとセットで観光でき、ここがロケ地ということは実は後で知りました。ロンドン近郊のメジャーな観光地としてとても有名な場所です。
他にもBorough Market(バラマーケット)、Leadenholl Market(レドンホールマーケット)など行ったのですが、良い写真がない・・・。
そして一番残念だったのがオックスフォードのGreat Hall(グレートホール)という食堂。
オックスフォードには2回(3回?)行ったのですが、食堂の見学ができない時間帯だったのか見れませんでした。
Nearly Headless Nick | Harry Potter and the Philosopher's Stone
オックスフォードの写真を一応。
ちなみに1巻の賢者の石は、イギリス版とアメリカ版で同じ英語なのにタイトルが違うのも有名な話。
イギリス版:"Harry Potter and the Philosopher's Stone"
アメリカ版:"Harry Potter and the Sorcerer's Stone"
この朗読の中でも、イギリス版を読んでいる人とアメリカ版を読んでいる人がいて、その違いもなかなか楽しいです。私が手元にあるのはイギリス版なのですが、例えばバイクという単語(第2章)。
イギリス版:Motorbike
アメリカ版:Motorcycle
郵便物(第3章)
イギリス版:the post
アメリカ版:the mail
イギリス版だと'Get the post, Harry.'と言っているのに、アメリカ版だと'Get the mail, Harry.' と言っています。
他にも細かい違いはちょこちょこあるのですが、文化を感じるというかイギリスらしいなと思う描写を発見するのも楽しいです。読み手のアクセントにもよりますが、イギリス英語も聴いていて心地よいので、この気ままに読書、続けられるだけ続ける予定。
ベッカムも出てくる?みたいです。
Harry Potter at Home | Wizarding World