『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
先日、映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』をみに行ってきました。
原題は『Les Parfums』、フランス映画です。
2020年6月、フランスの映画館営業再開初日に行われた深夜の先行プレミア上映には、待ちわびた観客が詰めかけ定員オーバー、急遽スクリーンを追加する熱狂の中、その後フランス興行成績No.1に輝いた本作。
主人公は世界中のトップメゾンから依頼が殺到する天才調香師。人より優れた嗅覚を持つ身には通常の生活を送るだけでも刺激が強すぎるのに、香水の完成に合わせて披露パーティや、取材、プレス記者会見に追われ、常にプレッシャーにさらされる華やかな戦場。その世界で懸命に生きてきた気難しくも愛おしい調香師アンヌをフランスの名女優エマニュエル・ドゥヴォスがチャーミングに演じ、人付き合いの苦手なアンヌに対話の大切さを教え再起を手伝う運転手をグレゴリー・モンテルが絶妙のユーモアで演じる。
そして知られざるトップ調香師の世界を描くにあたり、ディオールの撮影協力や、ジョー マローンで多くのヒット香水を手掛け現エルメスの専属調香師クリスティン・ナーゲルのアドバイスなど豪華で貴重な協力を得て、人生を豊かにする爽やかな感動作が完成した。
(公式サイトより引用)
一見華やかそうですが、とってもほっこりするお話でした。ラブコメでもないです。なんというか、一人でみるのにちょうど良い映画な気がします。
私は渋谷のBunkamuraのル・シネマという劇場でみたのですがおひとりさまが多かったようです。感染症対策など気になるところですが、水などのソフトドリンク以外飲食も禁止、話し声などは全くと言っていいほど聞こえなかったので、安心してみることができました。みんなマナーが良い!
ちなみにこの映画は今のところ小さな劇場でしか上映されないみたい。
私は勉強も兼ねてみに行ったのですが、映画館で映画をみるのも久しぶりだし、そもそもそんなに映画をたくさんみるわけでもなく、詳しくもないので気の利いた感想も言えないのですが・・・
とにかくほっこり。柔らかい作品?と言ったら良いのかしら。
主演のエマニュエル・ドゥヴォスさんがぴったりハマっていて、フランス語の響きも心地良い。フランス語が少しでも理解できたら、また違う楽しみがあるんだろうなぁとちょっぴりもどかしい気もしますが、こればっかりは仕方ない。
ちょっとクスッとしてしまうシーンもあり、心温まる映画。最後も良い!
ただ個人的に香りの世界は好きだけど、実は香水はあまり得意ではなくて・・・というか今は仕事(セラピスト)的にもNG。
ただ人生で一瞬香水を付けていた時期があり、それは外国船で働いていた頃、クルー用の食堂の匂いが制服に付いて臭くなるので、その匂い消しのような感じで香りを纏っていました(笑)。もちろん施術に支障のない程度に気をつけながら。でも多分食堂の匂いよりはマシ、、、
香りは歴史を辿ると、臭い匂いを消す、良い香りで上書きする、という意味も兼ねて発展してきたのでまさに理にかなった使い方(笑)。
昔は(今も場所によっては)街中が、色んな匂いが混じり合って本当に臭かったといいますし、現代に生まれてよかったことの一つ。今はマスクで普段より匂いを感じ取りにくいので、なんだか嗅覚も鈍ってしまうのでは、とちょっと不安になったりもします。
話が逸れすぎですが、ネタバレをしないようにしてみました。
また、映画だけでなくタイアップとしてNOSE SHOPで行われていた、特別展も楽しかった(詳細はこちら)🌟
以下、全てお写真の許可済みです。
NOSE SHOPはMIYASHITA PARK Southの2Fにあり、映画館のあるBunkamuraからは少し離れているのですが、時間があったらぜひセットで訪れることを強くお勧めしたいです!
香水だけでなく、成分を嗅ぐことができてしまう、なんとも貴重な体験!
①たばこ
②シーツ
③超王道の香水たち
アルデヒドの話(単体ではあまり良い香りとされない成分を隠し味のように?スパイス、アクセントとして使用したのが、当時(1921年)とても画期的だった、というお話)は有名ですが、改めて嗅ぐとやはり、臭いというか心地良くはない。
④洞窟の中
このシーンをみて、ディズニーランドのアトラクションとかエリアとか、調香師さんがイメージして色々香りを作ったのかしら?と思いました。
⑤芝生
「殺し合いの香りよ」と言い放った主人公のアンヌが印象的でした(笑)。
⑥下水の悪臭を消す香り
⑦コーラ
このシーン、好きでした。
こちらはジャドール。
以前、ルームメイトがこれを付けていたのを思い出す。私にとってジャドールは彼女の香り。私も好きです。
でも、この話は実話ではないのかな?ざっと調べた限り、ジャドールの調香師の名前も違うし実話とは書いてないし、なんだかややこしい(笑)。はっきりとは分かりませんが、多分香水の名前とかは実在する固有名詞使っているけど、その他はフィクション?違ったらごめんなさい。
ちなみに、映画の半券(QRコード)を見せるとミニ香水プレゼント!ということで私はこの一番左の「グリ シャネール | 銀色の情欲」という香りをいただきました(自分では選べなかったけどいくつか種類があったのかしら?)。
まだ上映中なので、気になる方はぜひ!
映画がみれなくても、NOSE SHOPでの特別展は1月29日までのようなので、気になる方はこちらもぜひ♪
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