オーストラリアの精油を巡る旅① 〜 コアラとユーカリ 〜
先日参加したアネルズあづささんのオンラインサロンA(10月開催)の内容。
オーストラリアの精油について、蒸留農家さんの写真を交えて、旅をするように紹介してくださいました。
なので、今回は私が実際に旅した時の話ではないです😣
「世界各地の農家さんについてもっと知りたい」というのが、もしかしたらサロンに参加している一番大きな理由かもしれない。旅が大好きな私にとって、この貴重なお話が聞けるオンラインの旅は本当に楽しい時間です。
観光用の農家と、実際に蒸留し商業用として精油や芳香蒸留水を販売している農家さんは違う場合がほとんど。後者の農家さんは一般の人が簡単に見学や立ち入りできるような場所ではないことも多く、本当に貴重な映像とお話だと思います。
私もフランスやイギリスのラベンダー畑を見たことがありますが、収穫や蒸留の様子までは見れなかったのと、観光用の畑だったと思います。
今回のテーマは オーストラリアの精油。
ユーカリ、ティートゥリー・・・
パッと浮かんだのはこの二つ。
今回、少し詳しくお話を聞いたので、一部をアウトプットも兼ねてここでシェアします。
◆ Eucalyptus (ユーカリプタス)
まずはユーカリから。
オーストラリアの山火事の原因の一つと言われる、ユーカリ。
アロマセラピーでもこの精油は非常によく使われる、人気の高い精油です。
ユーカリと一言で言っても種類はたくさんあり、精油がとれるものもあれば、とれないものも存在します(なんと、300種類くらいのユーカリがあるとか!)。
コアラが食べている種類のユーカリからは精油はとれないそうです。
精油の種類では、主にglobulus (グロブルス)、radiate(ラディアータ)、citriodora(シトリオドラ)などが流通しています。
ちなみに
globulusはblue gum(ブルーガム)、
radiataはnarrow leaf(ナローリーフ)、
citriodoraはlemon(レモン)
とも呼ばれています。
(慣れなくて、文字だけだと「む、難しい・・・」となりますが、実際に自分で手にとって嗅いでみると、頭に入りやすかったりします。五感を使って学習するって大事☺️)
呼吸器系のトラブルに良い、と聞くように、ボトルを開けたらすぐに「スーッ」とすっきりとした、クリアな香りが特徴的。
精油は字の通り、油。つまり、よく燃えます。
想像したら、よくわかる。
ユーカリの木がたくさん生えた森に、火がついてしまったら・・・!
止まらない山火事のニュース、今年の初めにも大火災が起き、痛々しいコアラの姿が忘れられません。
コアラは水を飲むことがほとんどないそうで!
ユーカリから水分を取っているということを初めて知りました。
なので、山火事の時に水を飲んでいるコアラの姿を映像で見ましたが、あれはとても危機的な状況、ということだそうです。
またユーカリの葉は、コアラのために水分を保持しようと、なるべく光が当たらないように自分で動く性質がある、とおっしゃっていました。え、すごい👀
ユーカリの葉を観察すると、それぞれの大きさや形が違っていて、精油が取れるものの方が細長い葉の形をしています。写真もたくさん見せてくださいました。
そして、 ユーカリの木はなんと自分で皮を剥ぐんだとか!脱皮をするように。
観察すると木の幹の部分が上の部分は白く、下の方が茶色いものがあるようですが、これは樹皮が剥がれた部分が白いということになります。大量に剥がれるため、落ちる時にドサっと大きな音がし、歩いていると森から聞こえてくるという・・・すごいお話、私も体験してみたいです。
山火事によって焼けて煤(すす)のようになってしまっても、その煤をミネラル分、栄養分としてまたすぐ24時間後くらいには再生し始めるという、ものすごい生命力がある植物。とても興味深いです。
1年で1.5〜2m成長し、どんどん高くなるユーカリの木。
精油は葉っぱから取れるので、若いものから葉を取り、精油を抽出するそうです。
そんなユーカリ、私がイギリスに留学していた時クラスで使用していたものは、2種類のみ。
Eucalyptus globulus とEucalyptus citriodoraでした。あづささんがいつもradiata、ラディアータというので、なぜ???と疑問に思って以前質問したことがあります。
「radiataってあまり聞いたことがなかったのですが、なぜユーカリといえばradiataになるんですか?」みたいな質問(実際はもっと丁寧に、きちんと聞きました)。
ユーカリといえばどの本にも必ず載っているのはglobulusとcitriodora、私が持っている英語の本にradiataがないものもあります。私だけかもしれませんが、イギリスでradiata はほとんど聞いたことがありませんでした。でも日本語で調べたら、取り扱っているメーカーも海外より日本の方が多い印象。
香りが日本人受けしやすい、初めてのユーカリの香りとして取り入れやすい、ということが主な理由のようで、実際に手にとってみて、香りを嗅いでみて納得しました。
ユーカリ=呼吸器系に良い、筋肉痛にも良い、人気、使いやすい・・・
などと文字で習って実際香りを嗅ぐと、「うわっ!強い・・・!」
これ、ブレンドで使いにくいかもしれないなぁ。
そんな印象が初め、正直ありました。radiataは、成分からも他の精油とブレンドしやすく、日本人が好みやすいバランスで成り立っているそうです。面白い。
あづささんが代表を務めるARTQでは、他にもEucalyptus Dives(ディベス)というペパーミントのような香りが特徴のものや、Eucalyptus Blue Mallee(ブルーマリー)もお取り扱いされています。
他の3種類も含め、すべてのページをクリックするとユーカリのエピソードが写真付きで紹介されているので興味のある方はぜひ🌟
ユーカリブルーガム(Eucalyptus Blue Gum) | アロマセラピー | ARTQ ORGANICS(アロマティーク オーガニクス)公式オンラインショップ
ユーカリナローリーフ(Eucalyptus Narrow Leaf) | アロマセラピー | ARTQ ORGANICS(アロマティーク オーガニクス)公式オンラインショップ
ユーカリレモン(Eucalyptus Lemon) | アロマセラピー | ARTQ ORGANICS(アロマティーク オーガニクス)公式オンラインショップ
あづささんの話を聞くと、私のアロマセラピーの知識は本当に微々たるものだな、といつも思わせられる。月に2回のサロンは私にとって、いつも学びと気づきの場です。
あづささんの本より。
こちらの本にもエピソードがたくさん書いてあります↓
この本は、アロマセラピーについて学ぶのであれば必読の日本語の本。
これを持って留学行きたかったな・・・
オーストラリアの精油を巡る旅、②に続く予定♪
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