an’s diary ⚓︎

イギリスセラピー留学を経て、豪華客船で働く船上スパセラピストへ。海外生活の話や旅日記、美容・健康情報などを綴っています。

もらう もらわない

セラピストとして働いていると、

 

「あ〜すごい疲れた。今のお客様から何か悪い気もらっちゃったのかな…」

 

「なんか急に元気になった!お客様からパワーもらったのかな?」

 

などなど、

 

良い悪いに関わらず、

 

「気」をもらうもらわない

 

という話をするセラピストさんがたまにいます。

 

これは全然霊感とかがなくても、スピリチュアル的なのはちょっと…という人でもなんかわかるかも!という根拠のないなんとなくの話かもしれません(実際に科学的には突き止められていないはず)。

 

 

私も実際、霊感はないし、占いもあまり信じない、レイキなどスピリチュアルなものは正直苦手です。ただそういうことを真面目に行なっている方々を否定するわけではもちろんありません。その人それぞれの考え方、大事にされているものだと思います。

 

お客様に、「あなた何かパワーを感じるわ、レイキやった方がいいわよ!」と勧められたことも何度かありますが、調子に乗らず、やはり興味ないかな、今の私のやりたいことではないかな、などと直感的に思ってます。

   

でも、悪い気をもらってしまったと思われるときは(それが何なのかよくわかりませんが)、急に身体がずーんと重たく、なんとも言えない嫌な気分になります。急にくるんです。

 

そして、良い気を持っているであろうお客様のトリートメント後はポジティブにいられ、楽しく過ごせます。また、急にハイテンションになったり、パワーが有り余っていたりとか、色々と良い影響をもらえる気がします。

 

厄介なのは、良いときは気付かないのに、悪い気をもらったときだけ気付く、なんてこともセラピストあるあるだと思います。

 

同じお客様でも、ものすごく元気なときと、なんだか今日は静かだな、疲れているのかな、というときで、トリートメント後のこちらの気分も変わったりすることも。

 

 

また、気をもらいやすい人と、割と跳ね返せる人といるようです。

 

私はどちらかというと後者。

よっぽどのことがない限り、急に異様な疲れやだるさ、気持ち悪くなるなどそんな症状は滅多にありません。

 

特に大きなストレスや悩みを抱えているわけでもなく、霊感がないからだと思っています。

 

逆にもらいやすい人は、セラピストという職業を長く続けることが難しいかもしれません。

 

あとは、自分が少し弱っていたりするときに重なってしまうと、もらいやすいということもあります。

 

セラピストという職業は、お客様のお肌、お身体に直で触らせていただくお仕事。

 

気の交換をしている、と言う方もいます。

 

もしそうだとしたら、元気のないお客様に、私のトリートメントを受けて元気になっていただきたいです✨

 

そして、お客様の良い気はどんどん吸いたいというか、シェアしていただきたいですね!(笑)

 

吸い取るというか、おすそ分け(笑)。図々しい・・・?

 

 少しスピリチュアルなお話でした。

 

 

<2021年6月 追記>

この話、ある本を読んでいたら少し触れられている部分があったのでシェアをします。

桜美林大学教授、臨床発達心理士の山口創先生が書かれている『人は皮膚から癒される』のp.179。

 

前述のようにオキシトシンの高い施術者に触れられると、触れられた人のオキシトシンレベルも高まることがわかっている。このようにオキシトシンの分泌量が多く、かつエネルギーも強い施術者であればよいが、逆の関係になることもあるという。受け手が「悪いもの」(それが何かは科学的には突き止められていないが)を持っており、なおかつエネルギーが強い場合に移ってくるのだろう。仮に共振といった現象が、単に神経学的な現象として起こるのだとしたら、それを防ぐ手立ては見込めない。しかし自律神経や運動神経、そしてオキシトシンといったホルモンもすべて、心と無関係に動いているわけではない。施術者の心の持ち方を変えることで、患者から「もらってしまう」ことを防ぐことができる。

 

この部分だけ切り取ってもお話がわかりにくいかもしれませんが、非常に興味深いお話だなと思いました。

 

他にも、

・マッサージを受けるのは、どのような施術者でもよいわけではない。

単に技術が優れている施術者がよいということにはならない。

・受け手の境界を拓き、深い部分で身体を共振させ、その結果として心の変化も起こしてくれるのが本物のマッサージ師だと思う。だから本当の意味で腕のある施術者は、優れた心理カウンセラーであるといえる。

 

 

と、心理学の観点から、人との触れ合いの様々な研究データを基にこのようなことが書かれており、本当にこの仕事(厳密にいうと国家資格のマッサージ師の資格保持者ではないので、私の場合はスパセラピスト、ボディトリートメントという言い方になりますが)は奥が深いなぁ、学び続けなければいけないなぁ、と身の引き締まる思いです。

 

セラピストさんは山口先生の本、好きだと思います♪

 

 

🌟follow me🌟

Travel: @an.wellwalk

Health & Beauty: @an.mirific

 

🌟サロンについて🌟

プライベートサロンのお知らせ - an’s diary ⚓︎