an’s diary ⚓︎

イギリスセラピー留学を経て、豪華客船で働く船上スパセラピストへ。海外生活の話や旅日記、美容・健康情報などを綴っています。

海に浮いてた9カ月

2014年10月に再度渡英し、ロンドンアカデミーでの研修がちょうど1カ月、

そこから船での生活が9カ月。

 

この10カ月をひとことで表わすと、波乱万丈、そんな言葉がぴったりな気がします(笑)。

 

研修中に、インストラクターなどを中心に会社から船が決められるのですが、私の船は初め、Carnivalというクルーズ会社のGlory号に約3カ月、その後諸事情によりトランスファーされてCarnival Breeze号にて約6カ月過ごしました。

 

クルーズ会社についてや何でトランスファーされたのか等はまた今度書きますね。

 

 

TwitterやInstagramで色々と写真等載せておりましたが、両方ともカリブ海を航海する船でした。

 

船が決まるまではカリブ海なんて、場所はなんとなく知っていても、どんな島があるのかとかあんまり考えたことありませんでした。

 

でも、この9カ月間で、日本人の中だったらカリブ海についてまぁまぁ詳しい人になれた気がします(笑)。

 

周った場所は、プロフィールにも記載しましたが、下記の通り。

 

  • マイアミ【ホームポートなので毎クルーズの発着地】
  • メキシコ(コズメル、コスタマヤ)
  • ジャマイカ(オチョリオス、モンテゴベイ、ファルマス)
  • プエルトリコ(サンファン)
  • ホンジュラス(ロアタン島)
  • ドミニカ共和国
  • バハマ(ナッソー、ハーフムーンケイ)
  • アルーバ
  • キュラソー
  • グランドケイマン
  • タークスアンドカイコス(グランドターク)
  • ベリーズ
  • セント・マーティン
  • セント・トーマス
  • セント・キッツ
  • アンティグア

 

Gloryでは常時7日間クルーズを、Breezeでは8日間と6日間クルーズを交互に。

どちらもマイアミベース。

 

よく行く場所と、数回行っただけで一度しか降りなかった場所などなど色々ありますが、おそらくこれで全部のはず。

 

全然馴染みのない地名ばかりですが、今は愛着のあるところばかり。

 

カリブ海の海は青く透き通っていて、どこも本当に綺麗。

 

中でもカーニバルのプライベートビーチのハーフムーンケイは多くのクルーメンバーもThe best beach ever!と大絶賛するほど。

 

こちらの写真がバハマのハーフムーンケイ↓

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船はGloryの方です。Breezeはこの島には行かなかったのです・・・。

 

 

他にも、こんなに綺麗な場所があったんだ!と、この二つの船に配属されなければ知らなかった場所ばかり。

 

素敵な経験ができて本当に感謝です。

 

 

 

また、生活の大部分を占めるスパでの様子ですが、色んなことがありすぎたのでまた別の記事にまとめたいと思います。

 

結論的には、Retailが全て。

 

モノを売らないと、プレッシャーが半端ない!!!

 

なんとか生き残れましたが、本社がマイアミということもあり、マイアミがホームポートの私の船は、本社の方々がよく訪れ、他の船よりもプレッシャーが何十倍もひどかったのです。

 

本当によく耐えて頑張りました。

 

 

毎日のようにカレンダーと睨みっこ、カウントダウン

あと〇カ月、あと〇クルーズ、あと〇日・・・

 

やっと、やっと帰国!

 

9カ月間を無事に乗り越え、やり遂げたときの気持ちは何とも言えない充実感でいっぱい。

 

船にいる間はまだあと〇カ月もある、と思って長く感じたときもありましたが、やはり、時が経つのは本当に早い。

 

 

振り返って比べてみる、

日本で何気なく過ごした9カ月と、

船で死ぬ物狂いで過ごした9ヶ月間。

 

 

前者の方は、安心とか安定とかに守られているけれど、区切りがない分なんとなく過ぎ去ってしまいがち。でも、もちろんストレスやプレッシャーはある。

 

 

後者は、安心や安定はない。ストレスやプレッシャーも半端ない。でも、大自然の中で、「生きてる」と感じる瞬間が日常に溢れてる。離れて分かる、大切なことに気付かされる。9カ月間で、胸を張って「私は今年これをやった!やり遂げた!」と言えるものがある。

 

 

これって、実はすごく貴重な体験だと思う。

 

日本を一歩外に出ると、知らない世界がたくさんあることにいつも驚きます。

 

これだけ情報が氾濫している世の中で、ネットで何でも情報が手に入るように思える。

 

でも実は、嘘や偽りもたくさんあって、実際自分で試したり行ってみたりすると、思っていたものと違うものだってこと、いくらでもある。

 

新しいことを発見する、新しい土地に行く、それがただ単純に面白いって思える。

 

まさに、このブログのタイトル「Seeing is Believing, 百聞は一見に如かず」を、日々実感できた9ヶ月間だったんです。

 

 

そして、See the Worldも!

 

もっともっと、色んなところに行ってみたい。

もっともっと、色んな人に会ってみたい。

もっともっと、色んなものを試してみたい。

 

 

毎日海の上に浮いてる生活は、非日常的だけれども、行った人にしかわからない、特別な場所

 

 経験できたことに感謝。

そしていくつもの素敵な出会いにも感謝。

 

また次も楽しみです。

 

 

 

(細かいシップライフネタは今後随時更新していきますね。)

 

 

 

音声はこちら

(↑最初の9ヶ月間で感じたことについて、stand.fmというアプリで音声にてお話ししています♪)