前職が日系の航空会社だったので、どうしても、色んな会社のサービスの善し悪しが気になってしまう
―接客業あるあるだと思います。
素晴らしいサービスに出会うとわぁーっ!と感動し、見習わなくては、と思う。
残念なサービスに出会ってしまうと、ここはもう行きたくないな、と思ってしまう。
高い接客レベルが求められる航空会社で働いたことによって、普通の人より、求めるサービスのレベルが高くなってしまったような気がします。
最近、ちょっと残念なことがあったので、ある二つのエピソードを紹介したいと思います。
エピソード①
あるセラピストさんのブログを一年ほど前から読んでいるのですが、
その方は現役CAさんで、自宅サロンも運営しつつ、震災のボランティアやホスピタリティの講座なども行ってらっしゃいます。
かなり前ですが、あることで質問があったので、メールをしたことがありました。
お会いしたことはなく、ファーストコンタクトがそのメールでした。
CAさんなので、きっと返事は遅いだろうなぁと思っていたのですが、すぐに返ってきました。
それはたまたまかもしれませんが、とても丁寧なメールで、好感の持てる素敵なお返事をいただきました。
さすが、いや、ホスピタリティ講座をやるくらいなのだから、当たり前なのかもしれません。
でも、ちょっとしたメールがとても心に響き、今でも良い印象が残っています。
ちなみに、質問内容は使用しているタオルの入手方法。
予約の申し込みとかではなかったのです。
気になるオーガニック100%のタオルをサロンで使用しており、探してもどうしても見つからない!
こんなことで・・・と思いつつも聞いてみたところ、素敵なお返事でした。
エピソード②
これが最近経験した残念なエピソードです。
最近、南仏への旅行の計画を立てており、ある会社(日本人個人経営)にツアーの参加申し込みをしたく、メールを差し上げました。
何度がやりとりをさせていただいたのですが、
返事は1日おきもしくはそれ以上、メールの文章が少しインフォーマル。
温かみが感じられない。
うーん。
結局、問い合わせをした時点でツアーの催行がまだ未定だったので、仮予約をすすめられ、そうしました。
他と比べて少し値段が高かったものの、ツアーの内容がとても興味深かったので参加したかったのですが、あまり良い印象を持たなかったので仮予約にしたものの、ないかな、と思っていました。
それでもやはり内容が良いのでその時はまだ悩んでました。
そんな中、少し前に催行決定のメールが届き、上記の理由で悩んだ上に、他社で良さそうなツアーを見つけたので、
実はまだ少し悩んでいるのでもう少し考えたい、+質問を含めたメール
(ちなみに結構下からの、腰低めのメール)
を返信したところ、
数日待っても返事来ず!
ツアー内容はすごく充実しているので、サービスが良さそうだったらここにしようと思っていたのに、メールのやりとりで少し信頼が下がり、最後には返事が来なかったので絶対使うもんか!と思ってしまいました。
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いかがでしょうか?
少し分かりにくかったかもしれませんが、
エピソード①の方に対しての私の立ち位置は、
直接お客様になるかわからないけれど、もしかしたら将来お客様になるかもしれない人
エピソード②の方に対しての私の立ち位置は、
ぜひ御社のサービスを使いたいです!と言ってる人
どんなサービスが人の心を惹きつけるのかは人それぞれだと思いますし、エピソード②の人の対応でも気にならない人はたくさんいらっしゃると思います。
でも、私のように感じる人もいるのだとしたら、エピソード①の方の対応は、当たり前のようで、とても素晴らしいものだったと思います。
今、私が住んでいるのはイギリスなので、何だそのサービスは!というところはたくさんありますが、それはそれ、期待はしていないので残念な気持ちにはなりません。
エピソード②の方の会社は、「一人ひとり、フェイス・トゥ・フェイスで真心を込めておもてなしをしたい」とホームページでうたっているのに、この対応か、とがっかりでした。
やっぱり、”おもてなし”という言葉を使うくらいならば、それ相応の対応をしなくてはな、と思ったのでした。
とにかく今は、申し込んだ方のツアーが正解、と思える内容なことを祈るばかりです…☆
※追記
申し込んだツアーは最高でした!