an’s diary ⚓︎

イギリスセラピー留学を経て、豪華客船で働く船上スパセラピストへ。海外生活の話や旅日記、美容・健康情報などを綴っています。

ヒノキの精油

リラックスできる精油、安眠効果が期待できる精油、というと

「ラベンダー」が代表的で、一番に浮かぶ、という方も多いと思います。

 

でも!もちろんそれだけじゃない!

というかラベンダーは意外と睡眠時には向かない?とも言われていますがそれについてはまた今度・・・

 

 

個人的に最近のおすすめはヒノキの精油。

 

夜寝る前の精油を選ぶとしたら、ヒノキの方が好きかも・・・というか自分に合っているかも、と最近思ってきております。

 

 

 

◆ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)

   ヒノキ科 木部 / 水蒸気蒸留法

 

ヒノキ(Hinoki) | アロマセラピー | ARTQ ORGANICS(アロマティーク オーガニクス)公式オンラインショップ

ヒノキ精油/Hinoki - 生活の木 オンラインストア

 

  

元々日本人の私たちには馴染みの深いヒノキ。

 

建築業界においても、その保存性、耐久性が世界トップレベルと言われています。

(参考:檜・桧(ヒノキ・ひのき)世界最高レベルの木

 

 

 

私がヒノキの精油に特別興味を持ったのは、この本を読んでから。

 

 

ヒノキの香りを嗅ぐことによって得られる効果が、専門家による様々な実験から実証されてきているようです。

 

主な結果は以下の通り。

 

・ストレス軽減

・血圧を下げる

・抗菌作用

・喘息の症状を緩和する

・NK細胞を増やす

 

 

詳しい実験の内容は本に記載がありますが、補足として少しここでも述べておきます。

 

まず、自然に触れるとNK細胞の数が増えるということがわかったが、その状態は長続きせず、NK細胞が「芳香性揮発物質」(樹木が発散するいい香り=フィトンチッド)で活性化するのでは、と考える。

NK細胞だけでなく、抗がんタンパク質、腫瘍細胞の細胞死をうながすグラニュライシン、グランザイムAとB、パーフォリンといったタンパク質分解酵素も増大。

フィトンチッドには抗菌作用があり、ストレスを53%減らし、血圧を5~7%も下げるという実験結果が出た。

ヒノキの主成分はピネン、リモネン、サビネンなどであり、含量は季節や採取場所により異なるが、サビネンは特に喘息に効果があるとのこと。

 

 

こういう話をすると、胡散臭いと感じる人もいると思います。

まだまだ研究も進行中のようなので、諸説あるとは思いますが、個人的には単純に好きな香りなので精油の一つとしては素晴らしいものだと思います。

 

歴史的にも、ヒノキは古代エジプトのミイラの棺に使われたり、プラトンが法を説いた著書の写本に使われるなど、腐りにくく、世界中で重宝されてきた木。なんといってもぬくもりがあり、「はぁ~」と一息つきたくなる、落ち着く存在。

 

この本では、実際に森林浴をして木の香りを感じ取ることだけでなく、エッセンシャルオイルを使用するだけでも十分に効果があると言っています。

 

早速影響を受けた私は精油を買いに行き、寝る前などに焚いて楽しんでいます。

 

お風呂に数滴垂らすのも良さそうです♪

 

ウッディーで深みはあるものの、さわやかでまるで森林浴をしているかのような香り。

この香りを嗅いで、深呼吸をして整えながら眠ると、深く良い質の睡眠が取れている気がします。

 

お手頃価格で手に入るのも魅力

 

生活の木では、3ml 648円~(2018年7月現在)。

お試しで3mlから買ってみるのも良し。

 

基本的に開封から1年以内の使用をおすすめされているので、無理してたくさん入っているものを買わなくても、少量で新鮮なもの選択することもこのような自然なものはおすすめです。

 

 

ちなみにヒノキは英語でJapanese Cypressと呼ばれることも。

 

サイプレスとヒノキの違いについて、こちらの方のブログで詳しい記載がありました↓

サイプレスとヒノキの違いについて : Aromaticstyle

 

 

日本人だからか、柚子やヒノキなど、なんだか時々無性に嗅ぎたくなります(笑)。

 

アロマはやっぱり良いですね。

 

現代人は嗅覚がどんどん衰えているということなので、五感をしっかり使って、人間らしく日々生きていきたいです。