大人になってから読む『星の王子さま』
おとなというものは、数字がすきです。新しくできた友だちの話をするとき、おとなの人は、かんじんかなめのことはききません。
<どんな声の人?>とか、<どんな遊びがすき?>とか、<チョウの採集をする人?>とかいうようなことは、てんできかずに、
<その人、いくつ?>とか、<きょうだいは、なん人いますか>とか、<目方はどのくらい?>とか、<おとうさんは、どのくらいお金をとっていますか>とかいうようなことを、きくのです。そして、やっと、どんな人か、わかったつもりになるのです。
こんな内容だったんだ・・・!
恐らく小学生ぶりに読んだこの本は、大人になってから読むととても深く、どんな時代にも通じるメッセージ性の高い本でした。
そうだよ、知らなかったの?と言われるかもしれませんが、恥ずかしながら知りませんでした、というかすっかり忘れておりました。
改めて読んでみると大切な大切な人生の教訓が散りばめられていて、定期的に読み直したい一冊になりました。
王様、うぬぼれ男、呑み助、実業屋、点燈夫、地理学者、花・・・
子どもの頃は、ただの登場人物、キャラクターと思っていました。
ググってみると、あらすじ、解説、解釈やら何やら色々出てきてなんて便利な世の中!たくさんの方が丁寧に説明してくださっているので、私がここでまとめたところでただのコピペになりそうです。気になる方は、ぜひ本を、またまとめ記事を読んでみてください。
英語で、いやフランス語の原文で読むとまた違った気持ちで捉えられる部分があるのかな。英語でなら、読めるかな。
"The Little Prince"って、直訳すると星の王子さまではないのね。きっと内容も読む言語によって若干の受け止め方は変わってくるにちがいない。
2018年は、本をよく読む年にしたいと思ってます。
年末に今さらながら、こんまり先生のメソッドで片づけをしてばっちり”ときめいた”この『星の王子さま』の本。捨てなくて良かった。
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