マッサージかビューティーか。
クルーズ船のスパで働きたい!と思った方で、選択肢は基本的に以下の中から。
・マッサージセラピスト
・ビューティーセラピスト
・ネイリスト
・ヘアスタイリスト
・フィットネスインストラクター
・鍼灸師
・メディスパドクター
・受付
そこからマネージャーやら本社勤務やらにステップアップしたい人はしていくわけですが・・・。
日本人だったら、マッサージかビューティーか鍼灸師が多いみたいです。
ちなみに以前の記事でもお話したように、基本的にクルーズ船スパといったら会社はスタイナー。スタイナーのお話になります。
で、多くのセラピストが応募する際に発生する選択肢。
マッサージか?
ビューティーか?
これは、応募のときに決めなければならないので、途中の変更は基本的に不可!
全く情報がないと、どちらにも興味があってどちらもスキルがある方は迷うと思います。
私のおすすめは断然マッサージセラピスト。
これは自分がマッサージだから、というわけではなく、お金をより稼げるから。
これは、どこの船でも共通しているようです。
完全歩合制の私たちにとっては、お客様の数が自分のお給料に直接関わってくる。
マッサージは、人数が一番多い分、お客様も一番多い。
その分競争率も高いかもしれませんが、満員になってしまえばみんな同じ人数のお客様。
でも お客様が多い=重労働。
腱鞘炎や、関節炎、腰痛、なりやすい職業でもあります。
想像してみてください。
お客様は体の大きさが日本人とは全然違うアメリカ人ばかりだったら!
ものすごい重労働です。でも、マッサージの大きなデメリットはそのくらい。
ビューティーは、フェイシャルをやりたい人にはやっぱり魅力的ですが、自分の希望ではなく、痩身系エステ、スリミングトリートメント専門セラピストにされてしまうこともあります。そして、フェイシャリスト、スリミング担当者の物販目標はマッサージよりも高く、「モノをより多く売る」ことにフォーカスさせられます・・・。
そして、何人かのビューティーセラピストはビューティーとしてトレーニングしたのに、需要と供給の関係で船に送られたと同時にマッサージに変更させられた、ということもよくあります。
それでも!という方はビューティーでも良いと思いますが、ロンドンアカデミーでのトレーニング期間もビューティーの方が長いですし、どう考えてもマッサージの方がお得なのです・・・。
一応まとめてみました。
*マッサージ*
●メリット
・お金を稼げる(忙しい)
●デメリット
・重労働
・フェイシャルはあまりやらせてもらえない
*ビューティー*
●メリット
・フェイシャルなどのキャリアを築ける
●デメリット
・お金が稼げない(暇)
・トレーニング期間が長い
・物販重視にしなければいけない
・痩身系エステのみ扱うセラピストに任命される可能性がある
・トレーニング後にマッサージに変更になる可能性がある
・次の船が決まりにくい、またはない船もあるので希望が通りにくい
(ポジションが限られているため)
さて、マッサージがビューティーか?
どちらが良いでしょうか?