an’s diary ⚓︎

イギリスセラピー留学を経て、豪華客船で働く船上スパセラピストへ。海外生活の話や旅日記、美容・健康情報などを綴っています。

デトックスって?

※2014年にこのブログを書いたときにはデトックスについて何の疑いもなく書いていましたが、最近は医学的にデトックスについては科学的根拠がないと(科学的に見せかけて実は根拠のない疑似科学のようなことも)いわれているみたいで・・・。記事を消そうか迷いましたが、興味のある方はそのような背景も含め、「ふ〜ん」と読み進めていただければと思います(2020年追記)

 

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今日は、思い切って大きなトピック!

自分用の勉強の為に、色々な資料を参考にしてまとめてみました。

 

 

★デトックスって、一体何???(What is Detox???)

 

よく聞くけど、実際何なのかぼんやりしてる方も多いと思います。

毒出し? 解毒?

なんとなく理解しているようで、人に詳しく説明しろと言われたらできる自信がない。

 

 

まず、ひとことでデトックス(Detox, Detoxification)というと、

毒素排出。解毒。体内浄化。

体に溜まった有害物質を取り除くこと。

嗜癖性のある習慣(例:アルコール・タバコなど)により蓄積した毒性のある物質や毒素を体内から排出し、身体をきれいにすること。

体のゴミを外に出すこと。

体内に溜まった毒物を排出させること・・・・・

(removing and eliminating toxins, internal cleansing, resting, cleaning and nouishing the body from the inside out, cleaning the blood etc.)

とこんな感じの説明になります。

 

 

デトックスと聞いて、痩せるためのダイエットと思う方も多いと思いますが、ダイエットだけでなく、身体の健康を保つ健康法の一つといえます。

 

従来までの健康法は、体に良いものを食べ、栄養を摂るといった不足しているものを補うという考え方、つまり「プラスの方法」が主流でした。

 

デトックスはその逆で、取り入れ過ぎてしまったものが体内で余ってしまい、それを取り除く、処理するということに着目した「マイナスの方法」です。

 

(後者の方が新しい発想なのか?というとそういうわけではなく、「デトックス」という言い方ではなかったものの、体に溜まったゴミを出すという考え方はインドのアーユルヴェーダなどはるか昔から存在していたといわれています。)

 

 

つまり、この取り入れ過ぎて体内で余ってしまったものが毒素(=toxin)ということです。

 

 

 

 では、そもそもこの

★毒、毒素、有害物質と呼べるものは具体的に何なのか???(What are TOXINS that build up in your body???)

 

 

・・・・・・・・これが、調べれば調べるほど、もう全部毒素になってしまうんじゃないかというくらいたくさんありました。

 

結論から言うと、必要以上に体内に取り入れられたり体に害を及ぼすものは全て毒、有害物質になってしまう、といえると思います。 

何事も、バランスが大事

 

ただこれではアバウトなので、代表的なもの、具体例などを挙げていきます。

 

 

まず大まかに、

アンモニアや活性酸素(※)など生きているだけで体内に生まれる毒と、

アルコールやダイオキシンなど体外から摂取する毒もあります。

 

つまり、有害物質は外から摂取するだけではないのです!

 

タンパク質は体に不可欠な物質ですが、その代謝によって日々体内に生まれるアンモニアは神経細胞にとっては猛毒!

(ちなみにじんましんを引き起こす毒素はタンパク質です)

 

また、体に溜まってしまった脂肪や残留農薬、食品添加物、排気ガス、大気汚染物質、水銀、鉛などから、精神的なストレスも毒の一種といわれています。

 

(The Nemours Foundation describes body toxins as, "A toxin is a chemical or poison that is known to have harmful effects on the body. Toxins can come from food or water, from chemicals used to grow or prepare food, and even from the air that we breathe. Our bodies process those toxins through organs like the liver and kidneys and eliminate them in the form of sweat, urine and feces.")

 

この英文内のToxinsを大きく4つのカテゴリーに分類してみます。 

 

食べ物(food):遺伝子組み換え食品、加工食品、嗜癖性のある食生活 etc.

水(water):塩素、漂白剤、アンモニア etc.

化学物質(chemicals):農薬、水銀 etc.

空気(air):一酸化炭素、大気汚染物、タバコ、副流煙 etc.

 

 

どれも身近なものばかりですよね?

 

このような毒が溜まってしまった体では、どんなに体に良いと言われるものを摂取しても、有効に作用されなくなってしまいます。

 

自分自身の体は今、どのような状態でしょうか。

 

・ストレスを溜め込み過ぎていないか?

・余分な脂肪はついていないか?

・食事の栄養バランスは?

・適度な運動は?

・過度の飲酒や喫煙は?

 

このようなことを考えることがストレスになりそうだったり、自分の体は毒だらけに違いない・・・とショックを受けたりもしそうですが(笑)、このように考えると毒、毒素がとても身近なものだと思えます。

 

 

 

では次に、

★毒出しはどのように行われているのか?

(How do you detox?)

 

毒が体内に溜まらないように、体はどのように対応しているのでしょうか?

私たち人間の体には、毒を処理して便や尿、汗などとして体の外に出す機能が備わっています。

 

アンモニアや、アルコールなど身体に有害な物質を化学反応で無害に変える役割を担っているのが肝臓です。

その後、水に溶けるものは腎臓で尿の成分になり

脂肪に溶けるものは胆汁に混ざるなどして

最後は体の外である腸管に「排泄」、つまり「毒出し」をされます

 

ちなみに、排便を促すのは毒出しのためではなく、有害物質が体内に吸収される時間を短くする、「毒を入れない」活動ということになります

 

摂りすぎてしまうと、この排出活動が追い付かなくなり、毒が溜まってしまう。

また、排出する力が弱ければ、毒を溜め込みやすくなってしまいます。

 

 

そうなってしまった状態を、「デトックス」で健康に!

というような形でエステなどの美容業界、健康食品など様々な場面で「デトックス」というワードが使われ、いわゆる流行になった(広く知れ渡った)ということです。

 

 

具体的にどのような方法があるのか、というのは数えきれないほどあるのと個人差等もあると思うので、また改めてまとめてみようと思います。

 

 

 

以上、長い内容でしたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

 

(※活性酸素とは?

→体内に取り入れた酸素の一部が活性酸素になるのですが、これがたくさんできてしまうと結果的に血管などの老化を早め、がんなど多くの病気に関わります。白血球が菌を殺す武器として活躍するなど利点もありますが、文字通り「活性」酸素なので、暴れん坊。DNAやタンパク質や細胞膜なども壊してしまう力をも持っています。)